正確な診断のもとに適切なシミ治療を
シミには種類が多く、ある種類のシミには効果が高くても、他の種類のシミには逆効果となってかえって悪化させてしまう治療法があります。そのため、シミ治療では、皮膚科専門医による正確な診断が不可欠です。お肌にいくつかの種類のシミが混在しているケースも珍しくないため、当院では患者様の皮膚の状態を最初に専門医がじっくり診察した上で正確に診断し、お悩みなどをうかがいながら治療方針をご相談しています。
ライフスタイルやお考えに合わせた治療
当院では、各種類のシミに合わせた治療法の選択肢を幅広くご用意しています。効果の出方だけでなく、ダウンタイムやアフターケアなども考慮した上で患者様のライフスタイルやお考えに合わせた治療を選んでいただくことを重視しています。各種のレーザー、内服薬、塗り薬などの治療にはそれぞれメリットとデメリットがあります。当院では費用なども含めてカウンセリングでしっかりご説明し、患者様がご納得できる治療方針をお作りしてから治療を行っています。
当院のシミ治療
- 美しい仕上がりを患者様と一緒に目指します
- 専門医が皮膚をしっかり診察して診断しています
- 適切な治療の選択肢についてくわしくお伝えしています
- 痛みなどの不快感をできるだけ抑える治療を行っています
- ダウンタイムがほとんどない治療を心がけています
- 難症例のシミも複数のアプローチで治療可能です
- アフターケアの指導もしっかり行っています
シミの種類
老人性色素斑 (老人性シミ)
老人性という名称ですが、紫外線によってできるシミですから20歳代で出てくることもあります。初期には薄い茶色ですが、徐々に濃くなっていきます。境界がはっきりしており、ほとんどは平坦ですが時間経過によって隆起してくるケースもあります。このシミができやすいのは日光にさらされることが多い顔・手・腕などです。予防やできてしまったシミを濃くしないためには、徹底的な紫外線対策が必要です。
脂漏性角化症 (老人性イボ)
茶色く盛り上がったシミで、表面がざらついています。紫外線などによってできますが、できやすい・できにくい体質があり、30歳代以上に現れてくるケースがほとんどです。現れやすい場所は、こめかみ・額・デコルテです。脂漏性角化症は多発する傾向があり、盛り上がったシミがいくつか固まって現れることもよくあります。
雀卵斑 (そばかす)
幼いころから存在しますが、思春期に濃くなりはじめることがあり、紫外線の影響を受けると色が濃くなって数も増えていきます。子どものころからあるものだからとあきらめている方が多いのですが、そばかすも適切な治療や紫外線対策で確実に薄くできますし、目立たなくすることが可能です。
肝斑 (かんぱん)
境界がはっきりせず、広範囲に現れるシミです。現れる場所は目の周囲を除く頬や額などが多く、左右対称になるケースもかなりあります。肝斑ができやすいのは30歳代以上の女性です。原因として、ホルモンバランスの乱れ、化粧品やマッサージなどの影響が指摘されています。
肝斑は一般的なシミ治療のレーザーで悪化するケースがあるため以前はレーザー治療が禁忌とされてきましたが、現在は肝斑治療に有効なレーザートーニングやフラクショナルレーザーなどを用いた治療法が確立しており、治療の幅が広がってきています。
ADM (後天性真皮メラノサイトーシス)
青味がかった色からわかるように、アザの一種です。現れやすい場所は頬や目の周辺で、遅発性両側性太田母斑と呼ばれることもあります。深部に色素があるため、他のシミや肝斑が混在しているケースでは特に専門医による的確な診断が重要になってきます。
炎症後色素沈着
ヤケドやケガ、ニキビなどの後に色素沈着してできるシミです。
シミにアプローチする各種の治療法
炭酸ガスレーザー、Qスイッチレーザー、フォトRF、レーザートーニング、フラクショナルCO2レーザー ケミカルピーリング トレチノイン(ビタミンA誘導体)・ハイドロキノン併用療法、LUMIXYL(ルミキシル) トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6、プラセンタ
シミ治療の流れ
Step1カウンセリング
皮膚科専門医がお肌を診察して、状態をわかりやすくお伝えし、適切な治療についてそれぞれのメリットやデメリットをご説明します。その上で患者様のお悩みやライフスタイル、お考えなどをうかがいながら適切な治療方針をご相談していきます。どんな些細なことでも気軽にご質問ください。
この場で治療方針を決めてしまう必要はありませんので、カウンセリングだけ受けてお帰りいただくことも可能です。
Step2シミ治療
しっかりご納得いただいた治療方針をもとに治療を開始します。 お肌の状態やシミの種類に合わせた適切な治療を行っていきます。痛みや不快感をできるだけ抑え、赤みや色素沈着などが起こるダウンタイムを短縮しながら美しい仕上がりになるようきめ細かく配慮しています。
Step3アフターケア
シミ治療ではその後のアフターケアが重要なものがいくつもあります。たとえば治療後の患部に紫外線を当ててしまうとかえって色の濃いシミができてしまう可能性があります。当院では、アフターケアについて治療後に改めてしっかりお伝えしています。